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お役立ちコラム

高齢者の献立メニューを考えるポイントとは?注意点や調理方法も解説

高齢者の家族がいる方は、毎日のメニューに悩む場合もあるでしょう。
高齢者が楽しく食事をするには、味はもちろん栄養バランスや食べやすさも大切です。
例えば、加齢によって咀しゃく機能が衰えている方の場合は、柔らかさを意識して調理しなければなりません。

今回は、高齢者の献立メニューを考えるうえで大切なポイントについて解説します。
高齢者の献立メニューを考えるのに悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。

高齢者の献立メニューを考えるポイントとは?注意点や調理方法も解説

高齢者の献立メニューは栄養のバランス重視

高齢になると、咀しゃくや味覚機能などの低下から、毎日の食事が思うように摂れずに低栄養状態になる方もいます。
低栄養状態になってしまうと、筋肉の衰えや運動機能・認知機能の低下などが見られやすくなるのが特徴です。

低栄養を予防するには、栄養バランスを考えた無理のない献立メニューを考える必要があります。
柔らかく食べやすい調理方法・献立メニューを考え、日々食事を楽しんでもらうのが大切です。

高齢者の食事を考える際の注意点

高齢者向けの献立メニューを考える際に注意したい点は、主に以下の4点です。

・噛みやすく柔らかめの形状に調理する
・塩分を控えめにする
・単品に偏らないようにする
・美味しそうな盛り付けにする

それぞれの注意点について解説します。

噛みやすく柔らかめの形状に調理する

咀しゃく機能が衰えてしまった高齢者には、食材を噛みやすく調理する必要があります。
茶碗蒸し・おかゆ・豆腐など、あまり噛まずにエネルギーや栄養を補給できる料理を取り入れるのもよいでしょう。

肉・魚類を取り入れる場合は、しっかりと火を通して柔らかさをアップさせると食べやすくなります。
また、とろみをつける・ゼリー状するなどの対策をとると、スムーズに食べられる物もあります。
食材に応じて調理方法を工夫してみましょう。

塩分を控えめにする

高齢者は若年層よりも食材の味覚を感じにくく、味気のある食事を食べたいがために塩辛いものを求める方もいます。
しかし、塩分の取りすぎは生活習慣病につながる恐れもあるので、可能な限り控えたほうがよいとされています。

市販の減塩食や減塩タイプの調味料なども活用しながら、食事の味が薄くなりすぎないように塩分を控えるのが大切です。
調理の際は調味料の分量に気をつけて、塩分過多にならないよう配慮する必要があります。

単品に偏らないようにする

「おかゆとみそ汁のみ」や「ごはんと冷奴のみ」など、単品または品目のバリエーションが少ないと、低栄養になる可能性があります。
栄養バランスが偏るのが大きな理由です。

エネルギー・たんぱく質・ミネラルなど、しっかり摂取できる品目を複数取り入れて、食事内容を充実させるのが重要です。
3食のうちにできるだけ異なる多くの食材を使うよう献立メニューを考えれば、低栄養の予防につながります。

美味しそうな盛り付けにする

食事を盛り付ける際は、食事の彩りを考えて並べましょう。

高齢者の中には、年齢や精神面などからくる食欲不振の方もいます。
そのため、少しでも食事の時間を楽しんでもらうためにも、美味しそうな盛り付けは大切です。
視覚的な工夫をすれば、食欲不振の改善も期待できます。

毎日同じ料理を作るのではなく、1週間~1ヶ月単位で献立メニューを考えて、バリエーションを増やすとよいでしょう。

高齢者向け献立メニュー|調理のコツ

高齢者にとって食べやすい献立として、以下のポイントがあります。

・細かく刻む
・とろみをつける
・繊維の多い食材はよく加熱する

どれも、高齢者にとって食べやすい食事を調理するためには欠かせません。
それぞれのポイントについて解説します。

細かく刻む

食事を噛みやすくするためには、食材を細かく刻むとよいでしょう。
特に肉・魚・イモ類を使った料理は、噛みやすい大きさに切るのが大切です。

さらに、食材をミキサー加工やすりおろしをして調理できるメニューを取り入れると、食事がしやすくなります。

ハンバーグ・ポタージュスープ・とろろなどは、とろみなしでも食べやすいため高齢者向けのメニューに適しています。

とろみをつける

口の中でまとまりにくい食べ物は、卵・乳製品・とろみゼリーを活用してとろみをつけると食べやすくなります。
食材がパサパサするようなら、とろみをつけると違和感なく食べられる可能性もあるので、必要に応じて使うとよいでしょう。

スープやみそ汁などのさらさらとした汁物は、誤嚥を招く可能性もあります。
そのため、誤嚥を予防し嚥下しやすくするためにもとろみが必要です。

繊維の多い食材はよく加熱する

繊維質の多いごぼうやにんじんなどは、できる限り細かく刻んで煮込むと柔らかくなります。
野菜類に皮がついていたら取り除き、食べやすいサイズに切ってじっくり煮込みましょう。

キャベツや白菜などの葉物野菜は、繊維を取り除いて調理すれば歯にはさまりにくく食べやすくなります。
野菜類を使用したメニューを考える際は、繊維が少なく調理次第で柔らかくしやすい食材を取り入れましょう。

まとめ

高齢になると、食欲が減退したり思うように噛めなかったりと、食事の面で苦労する方も多くいます。
毎日の献立を考える際は、食べやすさや栄養バランスをよく考える必要があります。

調理を工夫して、高齢の家族に楽しく味わってもらえるメニューを考えましょう。
株式会社ミールイノベーションでは、高齢者も食べやすい商品を取り揃えています。
安心・安全な食事を、ぜひご検討ください。

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